ぼったくりかもしれない情報処理安全確保支援士に登録してみた

資格要件もなく、文系でも取れる情報処理安全確保支援士(RISS)。

私は働きながら、独学で1ヶ月半で合格。

文系の支援士が登録して、どんなメリット・デメリットがあるのか疑問を実際に検証していく。

大金を支払って情報セキュリティの専門家『情報処理安全確保支援士』になってみた。

まずは期待できることとして、素晴らしい講義。でもそんなのあるのかな。

はたして元が取れるのだろうか、というか1円でも稼げるのだろうか。

支援士なんて、それでコンサル業していく人なんてほとんどいないし、独占業務でもないし、15万円も払って、みんな何のために登録するのか。

今回の記事は、この情報処理安全確保支援士について記載していく。

情報処理安全確保支援士試験とは

2016年に成立した国家資格で、通称RISS。

IPA主催の情報処理試験のうち、レベル4の高度試験に該当する情報処理安全確保支援士試験(合格率はだいたい15%前後)に合格することによって登録することができる。

旧情報セキュリティスペシャリスト試験(セキスペ)の後継の国家試験の位置付け。そのため登録セキスペとも言われる。

とりあえず、ハッカーから国家や組織を守るために発足した正義の味方的な資格なのである。

しかし、私のような文系Fラン大学卒の人間が働きながら、たった1ヵ月半で合格することができ、独占業務もないこと、さらには世間ではほとんど知られていないことから、立場は弱い。

ネットでの評判

これについては、そもそも世間で知られていないため、ネットでしかその評判を聞くことはできない。

下記のような意見が散見される。とても残念なヒーロー。

  • 資格登録料が高すぎる
  • 独占業務がないから意味がない
  • そのくせ法的義務がある

このような意見があふれかえっている。

基本的にネットでは、資金面で登録を避けている。
しかし、私は実際に金を払い、登録して、事実をありのまま皆様に報告する。

登録料について

実は支援士になるには、この資格の認定団体である「情報処理推進機構(IPA)」に登録料金を納めなければならない。

その額、なんと3年で15万以上

ちなみに他の高度情報処理技術者試験で、国家資格に該当するものはない。
支援士だけが上納金を納める権利を有するのだ!

払わなければ、このIPA(バックには経済産業省が存在する)に資格を剥奪されてしまう。


具体的には・・・

登録料:登録免許税の収入印紙(9,000円)・登録手数料(10,700円)

1年目:2万円(6時間のオンライン講習費が受講できる)

2年目:2万円(6時間のオンライン講習費が受講できる)

3年目:2万円+8万円(6時間のオンライン講習費+7時間の集合講習)

本当に高すぎる。独占業務がないのにこの値段。震える。
私は登録料は支払ったが、1年目の講習費が、まだ支払えていない。

独占業務について

多くの国家資格では、その資格者でなければ行うことができない業務が存在する。

例えば公認会計士の公認会計士法による監査業務や、税理士の税務書類の作成などである。
弁護士や医師は、独占業務がありすぎて無敵。

これらの資格は独占業務があるからこそ、重宝され、比較的独立して食っていける可能性が高いのである。

それに比べて登録セキスペは、今のところは上納金をIPAに支払う権利を得ることができるのみである。

法的義務について

登録セキスペは、国家資格であるため、責任が重く、信用失墜行為の禁止、秘密保持義務、受講義務などの法的義務が課せられる。

違反者には、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金となる可能性がある。

金を払って義務を背負うのである。

それでも私は登録する

上記のようなデメリットを背負いつつも、ハッカー集団と戦い、AI時代の最先端技術を駆使し、日本のIT業界のセキュリティスペシャリストとしての使命を全うするため、Fラン大学卒の文系支援士である私は、高額な登録料と維持費用を払うのである。

一応、それでも登録した理由を記載しておく。自分がブレないためにも、記録しておく。

もしかしたら素晴らしい講義を受講できるかもしれない

WEB講義は毎年開催され、年に1度が集合講義が開催される。

現在、政府は情報セキュリティ人材が不足していると表現している。
にもかかわらず、高額な料金を払ったものだけしか受けることができない閉鎖的、極秘的なセキュリティの講義。

価値があるに違いない。そんな期待を勝手にしている。

集合講義の参加者はどんな人なのか気になる

もう一つの理由は、3年に一度行われる集合講義の参加者に興味がある。

どんな人が来るのか、また、何をするのか。こんなに金を払って、参加する猛者たちは、ちょっと面白そうである。
(会社が支払っている可能性もあるが)

国家資格界のクリリン的存在になるかも

今は、金だけかかるポンコツ国家資格と言えなくもいが、国家資格である以上、今後は化ける可能性だってある。

国家資格界のクリリン、ウソップになるかもしれない。
支援士で年収1000万円。言える日が来るのか。

そんな期待を胸に、私は上納金をせっせと稼ぐのである。

今後、ブログにて経過報告していく。

最後に

今回は支援士自体の話であったが、今後は独学で合格した勉強法や、おすすめのテキスト・参考書などを紹介していく。