待機児童数の真実(保活では絶対おさえるべき基礎知識)

保活中、もしくはこれから保活を始めるママさんパパさん保護者の皆様へ。

このブログの保育関連ページでは、私の『保活経験』と『公務員(市役所の人間)として保育園の入園の業務を担当した経験』をもとに、保育所の入所・入園を考えるときに、 「最初に知っておくべきこと」をわかりやすく紹介していく。

今回は待機児童数について。

【保存版】待機児童数の真実 –保活では絶対おさえるべき基礎知識–

テレビやネットでよく問題視される言葉だが、その定義はあまり取り上げられてない。

マスコミにはそのような詳細なども説明してほしいと切に願う。

実際は、待機児童数の数字は、保活においては、あまり参考にならないと考えている。

保育園に入れないこと、枠が無いことについては、多くの市区町村がそれぞれ対策を行っているが、この待機児童数はあくまで「国がその実態を大まかに把握するためのもの」なのではないかと考えている。

是非、記事や動画を参考にしてもらいたい。

 

保活は長期戦になる可能性もある。

不満や不安をため込まず。吐き出してほしい。
そのための匿名コミュニティサイトを制作したので、ぜひ利用してほしい。

ほかつコム
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待機児童数の世間の認識

世間一般では、待機児童数は下記のように捉えられている。

保育園の申請したけれど、入れなかった人数。

しかし、これは違う。

待機児童数の定義

定義は厚生労働省が定めており、簡単に説明すると以下のようになる。

保育の申込がされているが、利用していないもの。
ただし、一定の場合を除く。

これが定義である。世間に認識とのズレは大きく2点。

1点目:「入れなかった人数」ではなく「利用していない人数」をカウントしていること。

2点目:一定の場合にはカウントされない除外規定があること。

詳細は厚労省のWebサイトを参照してほしい。

ホーム|厚生労働省
厚生労働省の取り組んでいる政策情報、報道発表資料、統計情報、厚生労働白書について紹介しています。

1点目の項目の詳細は、2点目の無いように包括されるので、下記では除外規定を掘り下げていくこととする。

待機児童数に含まれていない児童数

前述の通り、待機児童数は、保育園に通っていない児童の内、一定の場合を除いた数となっている。

一定の場合とは、大きく3つに分けることができる。

  • 保護者が育児休業中の場合。
  • 他に利用可能な園があるにも関わらず、特定の園を希望している場合。
  • その他の場合。 ( 結構ある )

保護者が育休中の場合

この条件には、下記のパターンが含まれる。

0歳や1歳のクラスで、希望園に入れないために保護者が育休を延長した場合。

待機児童数には上記が含まれていない。
ここでよく考えてみてほしい。

希望の園に入園できなくて、育休が取れるもしくは延長できるような家庭は、どうするだろうか。

よっぽどの理由がない限り、育休延長を選択するのではないか。

育休は基本的に2歳になるまで(既定の詳細は今後記事にする予定)延長可能なので、それまで粘る世帯は待機児童数に含まれていない。

ここでもう一点おさえるべきは、育休延長世帯はどの市区町村においても点数が比較的高いということ。

点数制度についても、今後の記事で説明する。

この点数高い世帯が、ごっそり反映されていないのである。
この時点で、保活世帯には信用ならない数字であることがわかる。

待機児童数ゼロをあてにして、引越ししたとしても、このような児童(ライバルと考える人もいる)が存在するのである。

他に利用可能な園があるにも関わらず、特定の園を希望している場合

これについては、そもそもの文言の説明が必要である。

ここでの「他に利用可能な園」とは、厚労省の記載を簡単にまとめると下記のようになる。

通常の交通手段により、自宅から20~30分未満で登園が可能である園等。

 

・・・え、通常の交通手段って何?

・・・え、30分って何キロ?

そう。厚労省は、具体的な交通手段や距離を指定していない。

つまり、他に利用可能な園(通常の交通手段により、自宅から20~30分未満で登園が可能である園等)の詳細な規定は、自治体によって異なるのである。

 

・・・とりあえず、冷静になって30分未満の距離を考えてみる。

ママチャリでの送迎の場合を想定する。

自転車は通常、1時間で15キロくらい進む。
そのため、30分で 6キロ くらい。

職場と真逆の6km先の保育園や認定こども園を提案されても、毎日通えるだろうか・・・。

 

つまり、市区町村は自宅から6キロ以内の範囲の園に空きがあるにもかかわらず、特定の園を希望する子どもは待機児童数に含めなくてもよいのである。

東京都内のように、市区町村によってはこの登園可能な園の距離を明確にしているところもある。

具体例で示すと下記の通り。

A市の北方面が激戦区域、でもA市の東方面には空きがある状態。

北と東との距離が自転車で5キロくらいで、A市役所は登園可能な距離としている。

この時、北方面で空きを待っている人が大勢いても、待機児童は0人になる。

正直、ここまで把握している保護者はほとんどいないし、マスコミもここまで丁寧な説明はしない。

その他 ( 結構ある )

他にも下記にような除外規定があり、それぞれ自治体によって異なる場合がある。

・ 保護者が就職(求職)活動中を待機児童数にカウントする市、しない市。

・一時預かり、一時保育(キッズラインなども含む) や 企業型保育 を利用中の場合、待機児童数にカウントする市、しない市。

まとめ

・待機児童数がゼロでも、入れてない子はいる。

・本当の待機の人数(潜在待機児童数、かくれ待機児童数)は、わからない。

この2点を念頭において、待機児童問題を考えるべきである。

保活における待機児童数の扱い方

保活においては『待機児童数はあまりあてにしないこと』に加えて、『その市役所が定めるルールを知ること』が大切。

さいごに

保活は思っている以上に長く、不安や悩みが常に付きまとう。父親に相談しようにも仕事で疲れていて、向き合ってくれない場合もある。

しかし、溜め込まずに発散することが大切である。

そのような場として、保活のコミュニティサイトを構築した。ぜひ活用してほしい。

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